こんにちは。小野ひかりです。
皆さんは自分の運命について考えられたことはありますか?
私は、運命ほどわからないものはない、と長年思っていましたが、仏教の「運命を決める法則」を聞き、とても感動し、すっきりしたので、今日はそのことについて書いていきたいと思います。
悪い運命を変えていくにはどうしたら良いか?
先日、六本木で管理職で活躍している友人と話をしました。
彼女は、相手の気持ちを考えずにイラッとさせる言動をとってしまう部下の女性のことで困っていました。
同僚から嫌われてしまい、職場の人間関係もうまくいかず、飲み会にも誘われない。
上司である自分にもその態度が出るので、何度もカチンとさせられた、と苦笑していました。
そして相手に腹を立てさせるその言動が同僚や自分だけならまだしも、お客様にも出てしまうので、とても大事な仕事は任せられない、とのことでした。
またその部下の女性も、重要な仕事を回してもらえないことから、自分が認められていないことをひがんでしまっているそうです。
そこで先日、少しでも気付いて欲しいと食事に誘って、話を聞いたりしたそうですが、なんでもその彼女は風水に凝っていて、今の職場も部屋も自分に合わないから悪い霊気が入ってきて、それで仕事も人間関係もうまくいかない、と思っていたのです。
その運勢、悪い霊気を和らげるにはどうしたらいいか、と週末はパワースポットに行ったり、高額で買ったパワーストーンを職場の引き出しに入れていたというのです。
「いや、それは違うでしょ?上手くいかないのは、あなたの日々の言動なのよ」とわかってほしかったそうですが、できなかった、と言っていました。
運命を決める力は、私にある
仏教では、私の運命を決めるのは『行為』であると一貫して説き明かされ、これを「因果の道理」(いんがのどうり)と教えられています。
『行為』とは、仏教の言葉で『業(ごう)』といい、インドの言葉でカルマといいます。
この業、カルマには力があり、これを『業力』といいます。
業力とはどんな力かというと、我々の運命を引き起こす力、です。
パワースポットとは、
運命を引き起こすパワーがスボット(場所)にあると信じているのですし、
パワーストーンなら、
運命を引き起こす力が石にあると信じているのでしょうが、
お釈迦様は「スポット(場所)にもストーン(石)にも、運命を引き起こす力はありませんよ」と断言されています。
そして運命が引き起こされるのも『業』日々の行為によることを懇切丁寧に教えられています。
職場の人間関係でぶつかっている彼女も、因果の道理を受け止め、
「自分のどんな言葉が人を怒らせてしまうのだろうか」
「どうすれば、この言動を正せるようになるだろうか」
と、自分に目が向いた時、自分の周りを取り巻く劇的な変化に感動することと思います。
まとめ
仕事や人間関係が上手くいかず苦しいとき、「自分の行動」に目を向けられるかどうかが
運命を変えていく第一歩です。
行動が変われば、習慣が変わり、習慣が変われば、運命が変わっていきます(^^)
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