【仏教の特徴】ひとことで言うと、他の宗教と仏教はどう違うの?

こんにちは。小野ひかりです。

仏教、あるいは宗教に関心を持ち始めた時に、まず知りたいことは世界に多数ある宗教は、どこがどう違うのかという疑問だと思います。

私は仏教を学び始めて7年になりますが、学んでみて初めて知った他の宗教と仏教の違い、また仏教の特徴について、今回は書いてみたいと思います。

これから仏教を学んでみたいと思っている方への一助になれば嬉しいです。

あなたの宗教は何ですか?

海外に住んでおられた方で「あなたの宗教は何ですか?」と問われた経験がある方が多いと思います。
国によっては入国審査で宗教を問われ、「no religion」(無宗教)と答えると不信者に思われる場合があります。
「あなたは何も信じていないのか」と怪しいやつだと思われ、入国拒否されることさえあります。

私はカナダに1年住んだことがありますが、時々宗教について尋ねられ、その都度戸惑っていました。
あえて言うならば「仏教徒だろうな」と思いましたので、そう答えてはいたものの、何も知らないのにそう言っていいのだろうか、と思ったのです。

日本人の習慣には、

  • 仏教の様式で葬儀・法事をする
  • お盆には先祖供養をする
  • 多くの家には仏壇がある

といった仏教由来のものが多いですが、それらの習慣にどんな意味があるのか、問われても、何も答えられません。
同世代のヨーロッパの人は、学校で聖書について習ったという声を多く聞きましたが、自分は自分の国の宗教に何も知らないことに引け目を感じました。

宗教とは|仏教と他宗教の違い

「宗教」とは字のとおり、「宗」となる「教え」、人生の根本となる教えのことです。

世界の三大宗教といえば、キリスト教・イスラム教・仏教です。

各宗教の開祖は

キリスト教はイエス・キリスト
イスラム教はムハンマド
仏教はお釈迦様(ブッダ)

キリスト教・イスラム教のルーツはユダヤ教の旧約聖書に出ているエホバという神にあります。
預言者であるキリストやムハンマドの言葉を通して「神」のお告げを聞き、信ずるという宗教です。

仏教がキリスト教・イスラム教とは大きく異なる点の一つは、万物を創造する神が存在しないことです。
仏教とは「仏の教え」ということですが、ここで理解しておきたいのは、「神」と「仏」の違いです。
「神」と「仏」の違いを知れば、他の宗教と仏教が大きく異なることがわかります。
私は仏教を知るまでは、「神」も「仏」も同じような存在で、西洋では「神」と呼び、東洋では「仏」と呼んでいるのだろうと、思っていました。
これは宗教に全く無知ですと宣言しているようなものです。

キリスト教・イスラム教・仏教の違いを知るには、「神」と「仏」の違いを知れば、よくわかります。

詳しくはコチラの記事で紹介しています。
→キリスト教の神と、仏教の仏とは、どこがどう違うのか

仏教の祖|お釈迦様とはどんな方?

仏教を学ぶのに、まずお釈迦様がどんな方かを知ることは大切です。

お釈迦様は約2600年前、インドでお生まれになり、29歳の時に「仏のさとり」を開かれた方です。

「仏のさとり」とは、すべての人が本当の幸せになれる大宇宙の真理のことです。
「仏」というと、死んだ人のことだと思っている人がありますが、これは大きな誤解です。

「仏」とはさとりの名前のことをいいます。
さとりには低いさとりから高いさとりまで、全部で52の位があります。
その最高位では52位が「仏のさとり」です。

お釈迦様は「仏のさとり」をひらかれ、すべての人が本当の幸せになれる真理を、多くの人に伝えられました。
その教えは今日、7000巻以上のお経に書き残されています。

お釈迦様が「仏のさとり」をひらかれた経緯を知ると、仏教が私たちの幸せについて、とても身近な教えであるとわかります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→釈迦はなぜ出家されたのか、誰も知らないその理由とは

まとめ

仏教は「仏のさとり」をひらかれたお釈迦様の教えです。
万物を創造した神を信ずるキリスト教やイスラム教とは全く違うのです。
お釈迦様が80年でお亡くなりになるまで説かれた仏教とは、
すべての人が本当の幸せになれる大宇宙の真理のことです。

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